「山東航空」という航空会社を聞いたことはありますか?山東航空はその名の通り中国山東省を拠点とする航空会社であり、路線網が充実してきています。また、アジア方面への経由便を検索すると、山東航空で乗り継ぐ方法が出てくることも少なくありません。しかし、日本で目にする機会も多くなってきましたが、サービス、安全性、評判等について、詳しく知る機会は少ないでしょう。
今回の記事では、山東航空について路線や機材、サービス、お得な予約方法まで徹底解説し、山東航空の詳細を皆様に知って頂こうと思っています!ぜひ最後までご覧いただき、お役立てください!
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山東航空とは?基礎情報と中国航空業界における位置づけ
まずは、山東航空がどのような企業なのか、その基本情報と中国航空業界における山東航空の立ち位置を確認していきましょう。
企業情報|中国国際航空との連携
山東航空は1994年に設立され、急速に成長を遂げた中国の主要な航空会社の一つです。山東航空の親会社は中国の巨大航空グループである中国国際航空で、2024年より中国国際航空が経営権を握っています。
- 正式名称(英語):Shandong Airlines Co., Ltd.
- 設立年:1994年
- 主要ハブ空港/拠点:済南遥牆国際空港(Jinan Yaoqiang International Airport, JIN)
- IATA/ICAOコード:SC / SDA
- 航空連合:正式な加盟はしていませんが、親会社である中国国際航空がスターアライアンス(Star Alliance)の主要メンバーであるため、そのマイレージプログラムや一部の特典を利用できる場合があります
拠点を置く山東省は、中国の東海岸に位置する経済的・地理的に非常に発展している地域です。山東航空は、この山東省の済南を主要な拠点とすることで、省内の主要都市(青島、煙台など)と、中国全土の主要都市や国際都市を結ぶ路線を運航しています。また、ナショナルフラッグキャリアである中国国際航空の資本が入っているため、経営の安定性と運航の安全性が確保されていると言えるでしょう。
安全性・信頼性への取り組み
旅行で飛行機を利用する際、最も気になるのは「安全性」ですよね。昨今飛行機事故が増えているため、敏感になっている方も多いともいます。「○○航空 安全性」と検索した方が当ブログを閲覧することも多いようです。
筆者も初めて乗る海外の航空会社については、安全性について必ず調べてから予約するようにしています。
山東航空の場合、親会社の中国国際航空のおかげで安全性の管理は徹底されていると言えます。中国国際航空の厳しい安全管理システムを導入し、国際的な基準に準拠した運航を行っているからです。
- 安全運航実績:設立以来、大きな死亡事故を起こしていないという実績があります。これは、厳格な整備体制と、パイロットの高度な訓練体制によるものだそうです。
- 整備体制:主力機材であるボーイング737シリーズの整備は、国際的な航空整備基準を厳格に実施しています。
- パイロット訓練:パイロットは、最新のフライトシミュレーターを用いた定期的な訓練を受け、緊急事態への対応能力が常に高い水準に保たれています。これは、国際的なIOSA(運航安全監査)の基準にも適合するものです。
※AIにより生成
どのエアラインについても「絶対に事故が起こらない」とは言えませんが、山東航空については未然に防ぐ策を多く取っていると言えるでしょう。ここまで分かれば、筆者なら安心して山東航空を利用します。
主要路線網と便利なネットワーク|日本路線を含むアクセス
山東航空は中国国内線を中心とした路線網を形成していますが、日本を含む国際線も複数運航しています。山東航空が拠点を置く山東省はビジネス都市であるため、山東省の都市と日本などを結ぶ路線は需要も高いと言えるでしょう。
山東航空の日本路線
山東航空が運航している日本路線は、2025年10月時点で以下の2路線に留まっています。
- 済南⇔関西
- 青島⇔関西
実は関西国際空港にか就航していないんです!羽田空港や成田空港にも就航していると勝手に思い込んでいたのですが、現在は運航していないようです…
調べてみると、以前は羽田⇔済南、中部⇔済南、中部⇔青島、新千歳⇔済南を運航していたことがあるようです。しかし、現在は運休中です。
山東航空の路線網の特徴
日本路線が2路線に留まっているのと同じように、アジア各国への路線もあまり多くありません。日本・中国以外の就航国は韓国、台湾、タイ、インドネシア、香港、シンガポールとなっています。
一方、山東航空のメイン事業は中国国内線です。中国国内の都市を結ぶ路線は非常に多く存在しています。中国国内の約70空港を利用し、計300近い路線を運航中です。
乗継便を検索すると山東航空がよく出てくるのは、中国国内線が充実しているからでしょう。中国の航空会社は地方空港からでも長距離国際線を飛ばしていることがあり、その路線は格安で販売されることがあります。そのため、乗り継ぎの際に中国国内での移動が必要なことがあり、その移動では山東航空が非常に便利だからです。
↑勝手な考察です…笑
機材と機内サービスの特徴|フルサービスキャリアとしての快適性
山東航空は最近流行りの「LCC(格安航空会社)」ではなく「FSC(フルサービスキャリア)」です。中国の航空会社はFSCであってもかなり格安で航空券が販売されることが多いため、価格だけでは区別がつきにくいですね。
主力機材と客室仕様、機内サービス
山東航空の運航機材は、効率性と信頼性に優れたボーイング737シリーズが中心です。
- 保有機材:ボーイング737-800、ボーイング737-700、ボーイング737 MAX8
- 機材構成のの特徴:機材がボーイング737型機に統一されていることで、整備や運航の効率が高まり、それが運航実績の安定にも繋がっています。
| 機材タイプ、座席クラス | 主な特徴 | 快適性への影響 |
| B737-800、-700 | 単通路の中型機。短・中距離路線が中心。 | 座席ピッチは標準的。個人モニターがない機材が多い。 |
| B737 MAX8 | 最新鋭の単通路機。燃費、騒音が改善。 | 新しい座席と内装で、より快適な移動が可能。 |
| ビジネスクラス | ゆったりとした座席、優先搭乗などの特典。 | 国際線でのビジネスクラスは、快適な移動 |
FSCなのでLCCとは異なり機内サービスがある他、快適性の高いビジネスクラスも設置されています。機内サービスについては、フルサービスキャリアとして機内食(ホットミールを含む)が無料で提供されます。座席の快適性は、B737型機が中心であるため、長距離路線向けのワイドボディ機には劣りますが、国際線を含めた中距離路線であれば十分快適です。
ただし、個人モニター(座席についているモニター)は非搭載の機材が多いようです。フライト中の暇つぶしはご自身で端末を用意した方が良いかもしれません。
予約とマイレージプログラムの活用法|お得な利用術
山東航空をよりお得に、便利に利用するためには、予約方法とマイレージプログラムの活用が重要となります。
フェニックスマイルとスターアライアンス特典の活用
山東航空は、独自のマイレージプログラムを持たず、親会社である中国国際航空の「フェニックスマイル(PhoenixMiles)」を共有しています。
- マイルの貯め方・使い方:山東航空のフライトを利用することで、フェニックスマイルを貯めることができます。
- 上級会員特典:中国国際航空のフェニックスマイルの上級会員(例:ゴールド、プラチナ)は、山東航空便でも優先チェックイン、優先搭乗、追加手荷物許容量などの特典を受けられる場合があります。
予約時・利用時のポイント
- 予約方法:公式サイト、日本の大手旅行会社、主要なオンライン予約サイト(Trip.com)のいずれからも予約可能です。価格比較サイトを利用して、最もお得な予約方法を見つけましょう。
- 預け入れ手荷物:国際線と国内線で預け入れ手荷物の規定が異なります。日本路線では1個23kgまでの手荷物2個までは預けることが可能です。中国国内線では重量制限が厳しい場合があるため、事前に公式サイトで確認が必要です。
- オンラインチェックイン:事前にオンラインチェックインを利用することで、空港での手続き時間を短縮できます。ただしウェブサイトが全て中国語なので、よく分からなければ早めに空港に行きカウンターに寄りましょう。
山東航空では中国国際航空のマイルを貯めることができるため、スターアライアンスのメンバーではないものの、実質的にそのネットワークの恩恵を受けられるのが強みです。また、予約の際は航空券比較サイトを利用して他社と比較しながら最安値を予約しましょう!
まとめ|山東航空を選ぶ理由と総評
山東航空は、中国国際航空の安全基準と信頼性の高い優秀なフルサービスキャリアです。日本路線が少ないことはデメリットですが、それでも乗継便で利用することはあるでしょう。
| メリット | 詳細 |
| 安全性 | 中国国際航空の厳しい基準を適用。高い安全運航実績。 |
| 利便性 | 済南・青島を中心とした広範な国内線・国際線ネットワーク。 |
| サービス | 機内食(ホットミール)や預け入れ手荷物が運賃に含まれる。 |
| マイレージ | スターアライアンス特典が実質的に利用可能。 |
LCCの安さだけでは満足できないが、大手グローバルキャリアほどの価格は抑えたいというビジネス客や旅行客は、ぜひ山東航空の利用を検討しましょう。価格とサービスのバランスの取れたエアラインの一つと言えます。中国の地方都市へのアクセスを重視する場合、その路線網を活用することもおすすめです。
次の中国訪問のフライトを検討する際は、ぜひ山東航空(Shandong Airlines)を候補に入れ、その安全性と利便性を体感してみてください。評判の良いフライトで、快適な旅を実現しましょう。

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