韓国旅行の計画を立てるとき、「LCCはどこを選べば失敗しない?」という相談をよく受けます。とくにイースター航空(Eastar Jet)とジンエアー(Jin Air)は、日本発の利用者が多く、価格・路線・サービスの特徴がそれぞれはっきりしています。本記事では、両社について様々な観点から細かく比較します。要点だけでなく「実際どう選べばいいか」まで具体化しているので、初めての韓国旅行でも迷わず航空会社を選択できるはずです!
- 各社の紹介|イースター航空とジンエアーとは
- ≪PR≫イースター航空&チェジュ航空比較記事
- 料金(基本運賃と総額)|“最安狙い”ならイースター航空
- 路線網・便数・発着空港|地方空港の選択肢ならジンエアー、王道の主要都市線はイースターも強い
- 機材・座席・乗り心地|“標準LCC”のイースター航空&“ゆとり便あり”のジンエアー
- 機内サービス・有料オプション
- 手荷物・手数料・追加コスト|“総額の読み”が勝敗を分ける
- 定時性・遅延リスク・運航の安定感|“価格と引き換えの揺らぎ”をどう見るか
- 予約・チェックイン・変更/払い戻し規定|“前提ルール”を知って後悔を防ぐ
- 口コミ・評判の傾向
- こういう人はどっち?|目的・旅行タイプの選び方
- よくある質問(FAQ)
- まとめ|“総額”と“時間”で選ぶと後悔しない
各社の紹介|イースター航空とジンエアーとは
まずは、イースター航空とジンエアーがどのような航空会社なのか順にみていきましょう。
【イースター航空】
イースター航空は、韓国のLCC(格安航空会社)です。仁川国際空港を拠点に、日本を含むアジア各地への路線を展開しています。リーズナブルな運賃が特徴で、格安航空会社の中でも最安値になることが多いエアラインです。機材は主にボーイング737のみを使用し、快適な空の旅を提供しています。

【ジンエアー】
ジンエアーは、大韓航空が設立した韓国初のLCC(格安航空会社)です。仁川国際空港と金浦国際空港を拠点に、日本、中国、東南アジアなどへの国際線を多数運航しています。豊富な路線と、リーズナブルな価格設定が強みです。機材はボーイング737や777を使用しています。LCCにも関わらず大型機のボーイング777を使用している点も特徴の1つです。

≪PR≫イースター航空&チェジュ航空比較記事
当ブログでは、イースター航空とチェジュ航空を比較する記事を投稿しております。ぜひこちらも参考にして、よりよい航空会社選びをしましょう!

料金(基本運賃と総額)|“最安狙い”ならイースター航空
まずは、運賃について確認しましょう。イースター航空もジンエアーもLCCであるため、大手FSC(フルサービスキャリア)と比べれば格安です。しかし、LCCの中でも価格差は存在します。
また、LCCでは預け荷物や座席指定など、各サービスごとにオプション料金がかかってきます。単純に運賃だけで比較するのではなく、オプション料金を含めた総額で比較することが重要です。
イースター航空の運賃∥セールの破壊力が魅力
イースター航空は韓国LCCの中でも破格のセールが多く、タイミングが合えば片道数百円のチケットが出ます。運賃タイプはシンプルで、ほとんどの場合受託手荷物は有料。したがって「身軽+機内持込のみ」で動く人には総額が最も安くなりやすい設計です。
- 運賃の印象:通常期でも“底値レンジ”を作りやすい/セール時は一気に動く
- 注意点:受託手荷物・座席指定で総額が上がりやすい
- 予約のコツ:早期予約+平日発着を狙って最安値を拾う
ちなみに預け荷物は、基本運賃及び割引運賃では無料、特別運賃では有料となります。預け荷物の詳細については、後述します。
ジンエアー∥荷物込みの選びやすさと価格安定感
ジンエアーは大韓航空系列のLCC。イースター航空ほど極端な底値は少ない一方、基本的に受託手荷物込みの価格で販売されていることが強みです。初めてのLCCや家族旅行でも“想定外の加算”が起きにくくなっています。
- 運賃の印象:極端な乱高下が少ない
- 注意点:最安値比較だとイースターに負けることあり
- 予約のコツ:運賃だけで他社と比較せず、他社の預け荷物料金を把握してから比べる
とにかく最安値を狙うならイースター航空。受託手荷物を含んだ運賃で予約し、”想定外の出費”を抑えたいならジンエアー。
路線網・便数・発着空港|地方空港の選択肢ならジンエアー、王道の主要都市線はイースターも強い
続いて、就航路線について確認していきましょう(ここでは日本路線のみ扱います)。イースター航空やジンエアーは多くの日本路線を運航していますが、それぞれに強みがあります。
イースター航空∥日本主要空港×仁川中心
イースター航空が2025年8月時点に運航している日本路線は、以下のようになっています。
- 仁川⇔新千歳
- 仁川⇔成田
- 仁川⇔関西
- 仁川⇔徳島
- 仁川⇔福岡
- 仁川⇔那覇
- 釜山⇔熊本
- 釜山⇔那覇
日本発着については、成田・関西・中部・福岡・新千歳など主要都市からの便に強いことが特徴です。主要都市からとにかく安くソウルへ行きたい方におすすめできます。
また、国内外問わず仁川空港が発着の中心となっています。仁川空港はソウル中心部から電車で1時間程度かかるため、アクセスが良いとは言えませんね。ちなみに、同じくソウルにある金浦空港は、比較的中心部に近くなっています。
ジンエアー∥金浦も活用&地方空港発の便が豊富
ジンエアーが2025年8月時点に運航している日本路線は、以下のようになっています。
- 仁川⇔新千歳
- 仁川⇔成田
- 仁川⇔中部
- 仁川⇔関西
- 仁川⇔高松
- 仁川⇔福岡
- 仁川⇔北九州
- 仁川⇔那覇
- 仁川⇔下地島
- 仁川⇔石垣
- 釜山⇔新千歳
- 釜山⇔成田
- 釜山⇔中部
- 釜山⇔関西
- 釜山⇔福岡
- 釜山⇔那覇
石垣や下地島、北九州に就航している韓国の航空会社はジンエアーだけです。また、上記以外にもチャーター便も多数運航しています。
日本路線は成田や関西に加え、高松や北九州といった地方都市にも就航していることが特徴です。地方から韓国へご出発の方には、ジンエアーをおすすめします。
ジンエアーは、仁川空港だけでなく金浦空港も使用しています。残念ながら韓国国内線のみの就航ですが、ソウル中心部からのアクセスが良い金浦空港発着があるのはメリットの1つです。
※イースター航空も金浦空港を使用していますが、便数は非常に少なくなっています。
首都圏・関西圏発着なら、イースター航空もジンエアーも十分。地方空港発着&韓国国内から金浦空港へのアクセスはジンエアー。
機材・座席・乗り心地|“標準LCC”のイースター航空&“ゆとり便あり”のジンエアー
日本と韓国の間は約2時間程度のフライトですが、それでも機材や座席などの快適性は重要です。各社の機材や座席、乗り心地の特徴をお伝えします。
イースター航空の機材・座席
イースター航空はB737-800及びB737 MAX8を使用しています。どちらも3+3のシート配列で、およそ180席の標準LCC仕様となっています。
どの機材も小型機で、シートピッチは約78cmが目安です。シートピッチについても標準的なLCC仕様と言えます。
もちろん大手FSC(フルサービスキャリア)には劣りますが、2~3時間の区間なら快適だと言えるでしょう。
ジンエアーの機材・座席
ジンエアーの主力機材は、イースター航空と同様にB737-800及びB737 MAX8となっています。ただし、冒頭でも紹介した通り一部路線で大型機のB777-200ERを投入しています。また、B737-900も保有していますが、現在日本路線には投入されていません。
シートピッチは、小型機ではイースター航空とほぼ同等の約79cmですが、B777-200ERでは約81cmと広くなっています。
ジンエアーB777-200ER投入路線(日本のみ)
仁川-新千歳、仁川-成田、仁川-名古屋、仁川-那覇
※2025年8月時点。上記の一部便に投入。
短距離&価格重視なら両社とも大差なし。ただし、座席のゆとりや大型機狙いならジンエアーがおすすめです。
機内サービス・有料オプション
こちらも機材や座席の快適性と同様に、短時間の路線であっても重要視したいポイントです。
以下に、各社の機内サービス&有料オプションをまとめました。なお、受託手荷物については後述しているほか、冒頭で紹介した各社の徹底解説記事にも記載しております!
イースター航空
- 機内食・軽食:有料(軽食・カップ麺・ドリンクなど)
- 機内エンタメ:なし(紙の機内誌程度)
- 機内Wi‑Fi:なし(独自プログラムSTAR TVを閲覧可)
- 事前座席指定:有料(前方・非常口は加算大きめ)
- 受託手荷物:基本的に有料(後述・プランによる)
ジンエアー
- 機内食:有料(韓国系メニュー充実)
- 機内エンタメ:なし(紙の機内誌程度)
- 機内Wi‑Fi:一部あり(737-8MAXのみ)
- 事前座席指定:有料(前方・非常口は加算)
- 受託手荷物:基本的に無料(後述・プランによる)
まとめ:
- “ミニマルで良い”→ イースター
- “小さな快適さを足したい”→ ジンエアー(食事・座席・大型機の可能性)
サービスや有料オプションは、ジンエアーの方が勝る。違いが出るのは機内Wi-Fiと受託手荷物。
手荷物・手数料・追加コスト|“総額の読み”が勝敗を分ける
LCCの比較で失敗しがちなのが受託手荷物・座席指定・支払い手数料の見落とし。同じ検索画面の表示価格でも、オプションを積むと数千円単位で差が開きます。
受託手荷物|両社で大きく差が出る
【イースター航空】
イースター航空の受託手荷物ルールは、購入した航空券の「運賃タイプ」によって異なります。
通常運賃及び割引運賃で航空券を購入した場合、最大で15kgの手荷物1個を無料で預けることができます。ただし、3辺の合計は203cm以内である必要があります。
特別運賃で購入した場合は、無料で預けることはできません。セールでの購入は特別運賃に該当します。
有料枠で受託手荷物を預ける場合は、事前購入が可能です。予約時に同時に購入しましょう。
【ジンエアー】
ジンエアーは、LCCにも関わらず預け荷物が無料になるのが特徴です。予約したプランに関わらず15kgまでの荷物を預けることができます。
そのほかの加算要素
- 座席指定(非常口席・前方席の加算が大きい)
- 支払手数料(決済手段により差)
- 変更手数料・払い戻し不可規定
- 受託手荷物の必要量を出発前に決め、予約する(お土産増を見越す)
- 座席は最低限の指定に絞る(同行者が別座席容認なら節約効果大)
- 価格を比較する際は、オプション料金を含めた最終総額で比較する
定時性・遅延リスク・運航の安定感|“価格と引き換えの揺らぎ”をどう見るか
LCCは機材繰り・地上ハンドリングの余裕が小さく、遅延連鎖が起きやすいことが特徴です。
※遅延連鎖:1つ前の便が遅れると、その機材が担当する次の便や次々便が立て続けに遅れること。
両社の特徴は以下のようになっています。
- イースター航空:一部路線で遅延が多め
- ジンエアー:大韓航空系列ということもあり、LCCにしては遅延は少なめ
定時性を求めるなら、ジンエアーを選択するのが良いでしょう。ただし、遅延は日や空港の混雑状況次第で異なります。朝一便(Day1始発)を選ぶ・乗継時間に余裕を持たせるといったように、LCCを利用する際は遅延を見越した旅行プランを練りましょう。
予約・チェックイン・変更/払い戻し規定|“前提ルール”を知って後悔を防ぐ
こちらもオプション料金のお話です。予約・チェックイン・変更/払い戻し規定については、LCCならではのルールがあります。
予約と支払い
- 公式サイト・アプリが最安になりやすい
- プロモーションコードが出ることも
- 旅行サイト経由は表示がわかりやすい反面、手数料込みで高くなることあり
チェックイン
- 日本発の便では両社ともオンラインチェックイン非対応。カウンターに寄るか、空港のキオスク端末でチェックインしよう
- 開始時刻・締切は路線や空港で異なるため、公式の最新案内が必須
- 混雑を見越して早めにチェックインする(締め切り時刻が早く設定されていることがある)
変更・払い戻し
- LCCゆえ基本は払い戻し不可/変更は有料が原則。運賃タイプによっては無料の場合あり。
- 航空会社都合の大幅変更・欠航時は規約に基づく振替/払い戻しが可能。ただしFSCと違い全額は返ってこないことも。
口コミ・評判の傾向
ネットで調べて公式サイトからある程度の情報を得ることは可能ですが、実際に乗った方の意見を聞くことは大切です。各社の口コミについて見ていきましょう。
イースター航空の口コミ
- 「価格が他社よりも格安で、満足度が高い」
- 「座席は狭いが短距離なら気にならない」
- 「夕方便を利用すると遅延が出た」
ジンエアーの傾向
- 「運賃が、荷物込みがわかりやすい」
- 「座席がLCCにしては広めだった」(B777-200ER利用)
- 「大韓航空系列なので安心感がある」
LCCの口コミは価格に対する納得感が中心となっています。フルサービス並みを期待すると満足することはできません。また、両社とも遅延は比較的どの路線でも起こりうると分かります。
こういう人はどっち?|目的・旅行タイプの選び方
さまざまな観点で比較してきましたが、「自分に合った航空会社はどっち?」とお悩みの方も多いと思います。ここでは、目的や旅行タイプに合わせた航空会社をご提案いたします!
下記に4つの例を挙げます。順にみていきましょう。
とにかく安く今すぐ行きたい(友人と弾丸)
おすすめはイースター航空。平日発・深夜早朝も候補にし、受託荷物なしで身軽に旅行しましょう。また、座席指定は不要なら外して更に安くしてみましょう。
2泊3日でソウルグルメ(荷物多め)
おすすめはジンエアー。荷物込み運賃を前提に総額を固めて”思わぬ出費”を削減しましょう。
家族3人で初韓国(不安なく進めたい)
おすすめはジンエアー。受託手荷物込みを最初から選ぶことで、空港でのトラブルを減らすことができます。また、イースター航空に比べ公式Webサイトがしっかりしていることもおすすめポイントの1つ!
ライブ遠征の単独渡航(帰国日に遅延は避けたい)
どちらでも良いが、朝一便/早めの時間を選択。LCCでは機材繰りの関係で、1つ前の便が遅れると次の便が遅れることが遅延の一番の理由となっています。朝一の便なら、その心配がなくなります。
ジンエアーとイースター航空のどちらでもよいですが、便数が豊富な点でジンエアーの方が予約しやすいかもしれません。
以上、4つの例を挙げてみました。ご自分に当てはまるものはあったでしょうか?目的や旅行タイプに合わせた航空会社選びは、日本-韓国線に限らず、全ての路線で大事になってきます。まずは、自分の目的・旅行タイプを明確にすることから始めましょう。
よくある質問(FAQ)
- QLCCは座席が本当に狭い?
- A
体格や期待値にもよりますが、2〜3時間の区間なら許容という声が多数。また、非常口席は有料でも足元が広く快適です。
- Q受託手荷物は当日追加でもOK?
- A
OKですが、多くの場合当日追加は割高です。可能な限りオンラインで事前購入しておきましょう。
- Q欠航時の扱いは?
- A
航空会社都合の大幅変更・欠航なら、規約に基づき振替や払い戻しが可能。天候事由は扱いが異なるため、約款を事前にチェック。
まとめ|“総額”と“時間”で選ぶと後悔しない
ここまで、さまざまな観点で比較し、目的や旅行タイプに合わせた選び方、よくある質問の解説をしてきました。
イースター航空は何と言っても価格が安く、LCCの中でも破格の運賃でチケットが販売されています。その反面、ジンエアーはイースター航空ほど安くはないものの、大型機でゆったりした座席に座れることがあったり、受託手荷物が無料など、サービスや快適性で優れています。
大切なのは、「旅で何を優先するか」です。値段の数字だけでなく、荷物・座席・空港アクセス・遅延耐性まで含めた“トータルの体験”で比較してみてください。
らくらくトリップでは、各社を徹底解説した記事を投稿しております。この記事と合わせて、是非ご覧ください!

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