春秋航空(Spring Airlines)は、中国・上海を拠点とする大手格安航空会社(LCC)です。
ポイントは何といっても低価格! 他社の半額以下の運賃で航空券を販売していることも多く、気軽に利用できます。また、日本にも多数就航しており、日本と中国を結ぶ主要な航空会社のひとつに数えられています。
本記事では、春秋航空の基本情報から、運賃、座席や機内サービス、手荷物ルール、安全性、評判 まで徹底解説し、利用する前に知っておくべきポイントをお伝えします!
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春秋航空とは?企業概要と歴史
春秋航空(Spring Airlines、春秋航空股份有限公司)は、2004年に中国・上海で設立された、中国初の民営格安航空会社です。2005年7月に正式に運航を開始し、中国国内線を中心に急速に路線を拡大してきました。設立から20年足らずで、中国国内外に130機以上の航空機を保有する規模へと成長しており、現在では「中国最大級のLCC」として知られています。
【基本情報】
- 設立:2004年5月26日
- 本拠地:中国・上海
- 保有機材:約130機
- 拠点としている空港:上海虹橋国際空港、上海浦東国際空港、石家荘正定国際空港、瀋陽桃仙国際空港、関西国際空港
- 使用機材:A320、A320neo、A321neo
グループ会社|スプリングジャパン
春秋航空にはグループ会社(子会社)が存在し、その1つがスプリングジャパンです。スプリングジャパンは日本を拠点としている航空会社で、日本国内線及び日本と中国を結ぶ路線を運航しています。
当ブログ「らくらくトリップ」ではスプリングジャパンについて徹底解説しております。ぜひご覧ください!

春秋航空の運賃システムと特徴
春秋航空の最大の特徴は、何といっても運賃や安いことです。LCCらしく運賃を抑え、その代わりに手荷物や座席指定、機内食などはすべて有料というスタイルをとっています。
運賃の仕組み・詳細
春秋航空の運賃は「必要最低限」をベースにしています。航空券の基本価格には座席のみが含まれ、受託手荷物や機内サービスは含まれていません。そのため、例えば中国国内線では数千円、日本〜中国間でも1万円を切る運賃が頻繁に販売されています。
一方、手荷物や座席指定、機内食などはすべて有料となっています。そのため、手荷物や座席指定などを追加していくと、どんどん合計金額が高くなっていくことがあり、「安いと思って予約したのに最終的にはそこまで安くならなかった」ということが起こります。
【オプション料金例】
- 搭乗口での追加預け荷物:\11,500円
- 機内食:\800円~
- 飲み物:\200円~
事前にオプション料金を含めた総額を把握することが必要。また、荷物が多い方や機内でのサービスを求める方は、それらが運賃に含まれている他社を検討しましょう。
実際の運賃目安
運賃体系は「必要最低限」であると分かりました。では、実際の運賃はどのぐらいなのでしょうか。
目安運賃を知るために、らくらくトリップが調査しました。今回は、大手航空券比較サイトTrip.comを用いて、関西空港⇒上海空港の航空券を調べました。搭乗日は検索からおよそ1か月半後です。

春秋航空は最安値の13,360円でした。中国に1万円台で行けるのは、LCCならではの魅力ですね。
最安値となっている便は朝8:30発となっており、関西空港へのアクセスを考えると少し早い時間帯です。春秋航空に限らず、このような早朝便は安くなる傾向があります。1日に数往復設定されている路線では、早朝便の利用も検討しましょう。
春秋航空の就航路線(日本発着便)
春秋航空は中国国内線に強みを持ちつつ、国際線では特に日本路線に力を入れているのが特徴です。現在、日本の主要都市と上海を中心に多くの路線を展開しており、中国への観光客だけでなく、訪日中国人旅行者の需要も取り込んでいます。
春秋航空の日本路線一覧
- 浦東⇔新千歳
- 浦東⇔茨城
- 浦東⇔羽田
- 浦東⇔成田
- 浦東⇔中部
- 浦東⇔関西
- 浦東⇔高松
- 浦東⇔福岡
- 浦東⇔佐賀
- 浦東⇔那覇
- 石家荘⇔成田
- 広州⇔関西
- 広州⇔福岡
- 大連⇔関西
- 大連⇔福岡
- 西安⇔関西
- 瀋陽⇔関西
- 天津⇔関西
- 厦門⇔関西
- 寧波⇔関西
- 南京⇔関西
- 蘭州⇔関西
- 塩城⇔関西
- 揚州⇔関西
競合他社がいる路線も多いですが、ANAやJALといったFSC(フルサービスキャリア)と比べると運賃が半額以下になることも多く、安さを求めるなら春秋航空はピッタリです!
座席・機内サービスの特徴
春秋航空はLCCのため、座席の快適性や機内サービスについて不安を持つ方も多いでしょう。ここでは、座席やサービスについて良いポイントはもちろん、ネガティブなところについてもご紹介します。
春秋航空の座席
春秋航空の座席は、LCCの典型的な仕様で「シートピッチが狭い」ことが特徴です。シートピッチはおおよそ74〜76cmで、ANAやJALのエコノミークラス(79〜81cm)と比較すると狭く感じる方が多いと思います。
座席指定は有料となっており、航空券購入時に指定できるほか、オンラインで追加購入することも可能です。手続きが面倒なので、可能な限り航空券購入時に指定しましょう。
前方のシートを指定すれば、ある程度快適に過ごすことが可能です。春秋航空では以下のように座席が区画分けされています。
【座席の種類】
- VIPスペシャルシート(1列目):足元が最も広い
- スペシャルシート(2列目):足元が広い
- ポピュラーシート(3~11列目):前方席であり、乗り降りがしやすい
- ファミリーシート(14~30列目):一般的な座席
座席の種類によって指定料金が異なる場合があります。
春秋航空の機内サービス
機内サービスについては、フルサービスキャリアに比べるとかなり簡素化されています。
機内食は有料で、軽食やカップ麺、飲料などを販売しています。価格は比較的リーズナブルですが、選択肢は限られています。また、機内Wi-Fiやエンタメモニターは設置されていないため、フライト中の暇つぶしは自身で準備しておく必要があります。
こんな方には春秋航空をお勧めできます▼

機内では寝るだけです!
春秋航空では追加購入しない限り機内食の配布などはないので、搭乗したら着陸まで誰にも邪魔されずに睡眠することができます。
しかし、こんな方々にはお勧めできません▼

出張で機内でもPC作業がしたい
春秋航空ではコンセントがないため、充電しながらの作業ができません。またシートピッチが狭いため、PC作業には窮屈でしょう。

家族旅行で、フライト中も機内食などを楽しみたい
機内食が出ない他、ドリンクすら有料であるため、楽しむことはなかなか難しいのが現状です。
手荷物ルール(預け荷物・機内持ち込み)
春秋航空は「手荷物制限が厳しい」と評判の航空会社です。運賃プランや選択したオプションによって制限が異なりますが、概要は以下の通りです。
機内持ち込み手荷物
- 1人1個まで
- 重量7kg以内
- サイズは幅30CM×高さ40CM×奥行20CM以内
このルールを超えると、空港カウンターや搭乗口前で追加料金が課されます。
受託手荷物
- 基本運賃には含まれない
- 事前予約で20kgから追加可能
- 空港当日購入は割高
利用した方々の中には「うっかり荷物を多く持ち込み、空港で高額請求を受けた」という声も多くあります。LCCを快適に利用するためには、必ず事前に必要な荷物分のオプションを予約しておくことが重要です。
春秋航空の安全性と信頼性
LCCを利用する際、心配するのが「安全性」です。
春秋航空は国際的な安全基準を満たしているようで、他の主要航空会社と比べても大きな差はありません。
- IATA加盟:国際航空運送協会のメンバー
- IOSA認証:IATAの安全運航審査をクリア
- 機材:全てエアバスA320シリーズで統一し、比較的新しい
これらからもわかるように、春秋航空は安全性を保って運航しています。過去には遅延やトラブルの報道もありますが、それは他の大手航空会社でも同様だと言えるでしょう。LCCだからといって過度に不安を抱く必要はありません。
春秋航空の評判・口コミ
実際の利用した方の声を見てみると、運賃が安いことは多くの方から高評価を受けています。ただし、座席の狭さやサービスの少なさについては不満を感じた人もいるようです。
春秋航空の良い評判まとめ
- 運賃が圧倒的に安く、1万円台で移動できた
- 日本路線が多く便利
- 機材が新しく、トイレなども清潔に保たれている
- 定時運航率が高い
- 必要最低限のサービスでシンプル
春秋航空の悪い評判まとめ
- 座席が狭く長時間は疲れる
- 手荷物料金が高い
- 遅延時の案内が不十分との声も
- 機内サービスが物足りない
- 日本語対応スタッフが少ない
このように、利用者の満足度は「どこに価値を置くか」で大きく変わります。価格重視であれば非常にコスパの高い航空会社ですが、快適性や手厚いサービスを求める人にとっては不向きといえます。
春秋航空をおすすめできる人・できない人
春秋航空の利用が向いているのは、とにかく費用を抑えたい方です。例えば「週末を使って上海に行きたい」「中国国内を格安で移動したい」という人には、春秋航空は非常にお勧めできます。
一方で、荷物が多い人や機内での快適性を重視する人にはおすすめできません。追加料金を支払って座席指定や受託手荷物をつけると、結局フルサービスキャリアとの差が縮まってしまうためです。
まとめ
春秋航空は、価格を抑えて海外に行きたい方には非常にお勧めできるLCCです。
【ご紹介した特徴】
- 運賃が圧倒的に安い
- 日本と中国を結ぶ路線が充実
- 国際基準を満たした安全性
ただし、座席の狭さや荷物制限、サービスのシンプルさには注意が必要です。利用前にルールを理解し、必要に応じてオプションを追加すれば、コストパフォーマンスの高い旅を楽しむことができるでしょう。

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